2022年12月の記事一覧

「活躍する鳩山中卒業生」仙台育英高校野球部須江航(すえわたる)監督⑬

 今年を代表する言葉を選ぶ、「2022新語・流行語大賞」。その選考委員特別賞に、鳩山中卒業生で仙台育英高校野球部監督を務める須江  航先輩が、今年の夏の甲子園大会優勝インタビューで語った『青春て、すごく密なので』が選ばれました。コロナ禍で制限され、苦しい高校生活を送ってきた、全国の高校生たちの努力を讃えて発言した言葉でした。選考委員の一人、歌人の俵 万智さんの評を紹介します。「今年一番心震えるひと言でした。嫌われる言葉として定着してきた『密』を、青春を大肯定する文脈で用い、若い人たちがどれほど貴重な時間や体験を、奪われてきたかを、そばで見守ってきた一人の人間として言わずにいられなかった、その切実さと説得力に、胸を打たれました。」